～豊かな技術が豊かな生活環境を造る～

日頃より当社の技術サービス・コンクリート製品をご利用いただき感謝申し上げます。
弊社は、昭和30年の創業以来、「人が安全・安心に気持ち良く生きるために、常に技術の研究と商品開発に努め、豊かな生活環境づくりに貢献することで、継続的な企業価値の向上を実現する」を企業理念として60年以上の歴史を積み重ねてまいりました。　
創業当時は戦後復興をしていく中で、住居建設に必要な壁材としてパスキンブロックを開発し、需要を増やしていきました。その後、世の中の産業にあわせて道路用製品や下水道製品へと変化し、測量・土木設計・地質調査など建設コンサル部門を充実させ、現在では、長寿命化に伴うコンクリート診断業務やコンクリートに溶融スラグを原料に加えたエコ製品をラインナップに加え現在に至っております。
これからの建設産業の課題としては、これまで続いてきた建設投資の減少や受注競争の激化等により、建設現場で働く技能労働者等の処遇悪化や高齢化に加え、若年入職者の減少という構造的な課題が生じてきております。この「人手不足」の問題は建設産業のみならず、あらゆる産業で問題視され、今後ますます少子高齢化が進むことで労働力人口の減少は避けられず、今まで以上に他産業との人材確保競争が深刻化してくることが懸念されております。人手不足感の高まりを一時的なものととらえて人材確保・育成を先送りせずに、労働者の処遇改善や労働条件等の改善を通じこの業界のイメージアップを今から進めることが、競争力を確保する上で必要不可欠と考えます。
これらの状況において弊社は、今までの経営基盤をより確かなものにするために会社の進むべき方向性や目標を明確にし、将来に向けて今から何をなすべきかを全社員が共通の認識を持ち課題に取り組むことで、次の70年・80年、そして100年を迎えられるよう全社員一丸となって社会に必要とされる企業を目指してまいります。